こんにちは。

難しそうなタイトルですね。

安心してください!わかりますよ!

 

 

ということで始まります。

 

まず、「熱移動」とは、熱が温度の高い物体から低い物体へ熱エネルギーが移動する現象です。

細かく言えば「熱移動の3原則」とかもあるんですが、それはまた後日。

 

 

まずは「熱は温度が高い方から低い方へ移動する」ということを一旦分かっていただければと思います。

そのため、夏は外の熱がエアコンの効いた室内に侵入しようとしますし、冬はせっかくエアコンで暖めた熱が外に逃げようとします。

 

住宅には、目に見える部分で言うと「」「コンクリート」「ガラス」があります。

もっとあると思いますが一旦、これで比べます。

 

 

さて問題です。

この中で一番熱を通しやすいものはなんでしょう???

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は「コンクリート」です。

 

一番密度が高そうで、隙間もなさそうなんですけどね。

どうやらそういうことではないんです。

その物質が熱を通しやすいか、通しにくいかです。

 

 

今回の物質の順番としてはこんな感じです。

「コンクリート > ガラス > 木」

熱を通しやすい ←   → 熱を通しにくい

 

 

ということで、この中だと「木」一番通しにくい物質です。

「断熱材」は木よりも、さらにさらにさらに熱を通しにくくした物質です。

 

 

熱伝導率(熱の伝えやすさを表した)というものがありまして、木:0.12に対して、ガラス:0.6」「コンクリート:1.5です。

数字が低ければ熱を通しにくいだけなので、それだけわかってもらえたらと思います。

 

コンクリートは木材よりも12倍熱を通しやすいです。

ということは、住宅の基礎はコンクリートでできているので、床下空間は思いっきり外気温の影響を受けます。

 

 

冬場、そのままでは床があまりにも冷たくなるので、一般的な住宅では床下面を断熱します。

エアサイクル住宅では、基礎部分を断熱しているので、床下空間も冷たくなりません。

エアサイクル住宅では床下面を断熱しなくても、床が冷たくならないということです。

過去記事「基礎断熱」: https://www.chibakensetsu.com/co_diary/16d75eee410156bed3e4437ba7fea206-375.html

 

 

ガラス」はコンクリートと比べれば熱伝導率が半分以下ですが、住宅の中では通しやすい部分です。

室内と外気の間にあるので、そこから1番熱が移動します。

夏は外から室内に、冬は室内から外に、熱が逃げてしまうので、なかなかエアコンを止められません。

 

だから熱移動を減らすために窓の断熱が必要なんです。

窓の性能を上げて省エネしましょう!

 

 

 

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