こんにちは。

今回は広さの単位です。

 

世の中にはいろいろな単位がありますね。

その中でも、この建設業界では広さや長さの単位をよく使います。

分かる方も多いかもしれませんが、まずは広さについてご紹介したいと思います。

 

坪(つぼ)歩(ぶ)

1坪(歩)は、おおよそ3.3おおよそ畳2枚分です。

新築住宅やリフォームなど、住宅に関することで使う広さは主に「坪」です。

坪はご存じの方も多いのではないでしょうか?

 

実は奈良時代から使われている単位のようです。

当時の法律に、「長さ30歩、幅12歩の広さを1段とする」とあります。

30歩×12歩=360歩なので、1段は360歩を意味していて、1歩×1歩は「約1.8m×約1.8m(ほぼ1坪)」となります。

なので、1坪は1歩(いちぶ)と同じです。

 

昔は「1.2.3」と数える時に、「ひとつ、ふたつ、みっつ」と言いましたよね。

1歩は「ひとつほ」と読み、「ひとつほ=1坪」になっていったというのが有力な説だそうです。

ちなみに「坪」も「歩」も不動産取引などの書面で使うことはできません

 

 

 

ここからはほとんど農地に関する単位になります。

全て同じ理由ですが、尺貫法(日本古来の度量衡法)の単位のため、現在日本では書類で使用することができません。

※現在は世界基準に合わせてメートル法表示を使用することになっていて、尺貫法を契約書などの書類で使用すると罰金の対象になるそうです。

 

 

畝(せ)

1畝(ひとせ)=30坪(歩)です。約99.1㎡。

シングルスのテニスコートの半分くらいの広さです。

 

1アールが100㎡なので、ざっくり1アールと呼ぶこともあります。

農家さんは仕事上ご存じかと思いますが、学校では多分、畝っていう単位は習わないんじゃないでしょうか。

アールは覚えていますが、畝は私の記憶にはございません。

畑の畝(うね)なら私でも知っています。

 

 

反(たん)

1反(いったん)=300です。約990㎡。

 

既にいまいちどのくらいの広さなのか想像できなくなってきます。

32m×31mの広さだそうです。例:小学校の体育館とか50mのプールくらい

そう言われるとなんとなくイメージできるでしょうか。

 

 

町(ちょう)

1町(いっちょう)=3,000です。約9,900㎡。

 

100m×100mくらいの広さです。例:野球場1面分くらい。

大きさはわかりましたが、正直初めて聞きました。

こんな広さにあまり携わったことがありません。

 

 

 

「 歩(坪) < 畝 < 反 < 町 

   ←小さい  大きい→

大きさの順番はこんな感じです。

 

 

以上、そんな広さの単位のお話でした。

 

 

 

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