引き続き、カレンダーのアレです。
前回は毎日繰り返される6つをご紹介しましたが、実はカレンダーをよく見ると他にも何か書いてる場合があります。
「選日(せんじつ)」
前回の「六曜」に比べるとマイナーだけど聞いたことあるものもあります。
さらに細かい吉凶を占うものです。
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび・いちりゅうまんばいにち)」
一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味。
何かを始めるのには良い吉日とされていますが、この日に借金をすると返済が万倍になるので凶とされています。
宝くじ売り場でよく見かけますね。
「不成就日(ふじょうじゅび)」
何事も成就しない日です。
何かを始めること、命名すること、契約事や願い事などをすることは凶とされています。
「八専(はっせん)」
限定的な気もしますが凶です。
婚礼・法事・破壊的な仕事の着手(建物の解体など)・柱を建てる・針灸は不吉とされています。
これがなんなのかは説明が長くなるので省略します。
「三隣亡(さんりんぼう)」
文字通り三軒両隣まで亡ぼすとされる建築の大凶日です。
建築の一切を忌むべき日とされてきましたが、江戸時代までは「三輪宝」と書き、吉日とされていた時期もあります。いつ逆転したのでしょうか。
「天一天上(てんいちてんじょう)」
天一神(てんいちじん)という方角神が天上に帰るので地上で祟りがないとされる吉日です。
天一神は八方を運行し、吉凶禍福をつかさどる神です。
「十方暮(じっぽうぐれ)」
「暮」とは「闇」。結婚や相談事に凶。
というか十方の気がふさがるため、基本的に凶だそうです。
「八方塞がり」という言葉がありますが、十方なのでさらに何もうまくいきそうな気がしないですね。
「土用(どよう)」
「土」は季節の変わり目を意味していて、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を土用と言います。
本来は「土旺用事」の略で土の作用が強くなる季節のことだそうです。
土公神(どくしん)という土を司る神が支配する時期なので、土を動かす作業(種まき・ガーデニング・草むしり・建築基礎工事・穴掘りなど)は忌む習慣がありました。
ちなみにうなぎを食べる「土用の丑の日」は夏の土用期間中の「丑」の日です。
※本当は春、秋、冬にも似たような日があります。
「三伏(さんぷく)」
「初伏」「中伏」「末伏」の総称が「三伏」だそうですが、省略します。
夏の勢いがとても盛んで秋の気配を降伏させるという意味で、最も暑い時期のことです。
種まき・結婚・旅行などは凶とされています。
「犯土(ぼんど)」
基本的には土用と同じように土を動かす作業は凶です。
この期間は土公神が本宮か土の中にいるため、土用よりも強めに凶というか禁忌だそうです。
「臘日(ろうにち・ろうじつ)」
「臘」はつなぎあわせるという意味で、中国では年末に神と祖先の祭祀を一緒に行う「臘祭」がありましたが、日本ではありません。
大晦日を臘日と呼ぶこともあるそうで、結婚や神事を避ける日ですが、日本には臘日という名前だけが伝わっているので、吉凶などの明確な説はなさそうです。
個人的にはほとんど聞いたこともないものでしたが、いつかこの日を耳にすることもあるかもしれません。
知っていた人も知らなかった人もその時は思い出してみてください。
いや、吉日が少ないので忘れた方が良いかもしれません!
あんまり気にしてると何もできないので、
「一粒万倍日」と「天一天上」だけ覚えて幸せにいきましょう!
千葉建設の家づくりをもっと知りたい方へ
資料請求はこちら |
お問い合わせはこちら |
施工事例はこちら |