こんにちは。
エアサイクル住宅については以前ご説明しましたが、今回はもう少し細かく分解してご説明します。
エアサイクル住宅は、基礎、断熱材、小屋裏(天井裏)にそれぞれ専用の部材を使用しています。
今回は、エアサイクル住宅の「基礎」についてご説明します。
一般的な基礎はイメージできる方が多いと思いますが、壁がたくさんあるようなつくりになっています。
※私はフィリックスガム(10円ガム)の包み紙についている迷路を想像してしまいます。あれは、なぜかゴールがない迷路もあるんですよねー…
エアサイクル住宅で使用する「コラムベース(基礎)」は、壁で遮らず、円柱上のコンクリートがポツポツと立っています。
なぜこんなつくりにするかというと、床下の通気性を良くするためです。
他の記事でも何度か書きましたが、木造住宅にとって乾燥がとても大事。
床下の通気性を良くすることで、結露などを防ぎ、土台部分(木材)の乾燥を保つことができます。
一般的な壁タイプの基礎に比べて約1.5倍の通気効率が得られる構造になっています。
もう1点、一般的な住宅と違う部分があります。
床下の断熱の仕方です。
一般的な床断熱だと、床下に冬の外気(-数℃)の冷気が入り込み、断熱材よりも熱を伝えやすい木材部分から冷気が床に伝わり、床が冷たくなります。
裸足でフローリングの床を歩くのが辛くなります。
エアサイクル住宅では「プラキソ工法」と呼ばれ、基礎の外側の枠の部分を両側からプラキソという断熱材で覆うことで、冬は床下に外気が入りにくく、床下からくる冷気をシャットアウトしてくれます。
そもそも床下にほとんど冷気が入り込まないので、外気温が-10℃でも床下の温度は10~15℃を保つことができます。
冬の10℃って結構あったかいですよね。
冬でも床が冷たくならないのです。
逆に夏も床下は30℃超えるような暑さにはなりません。
通気性の高さと年間通して15℃前後の地熱をうまく利用し、床下から室内の温度上昇や冷え込みを防いでいます。
「コラムベース・プラキソ」
https://www.aircycle.co.jp/newsblog/2023/02/6786/
これもエアサイクルの夏は涼しく、冬は暖かい仕組みの1つです。
過去記事:「エアサイクル住宅」
https://www.chibakensetsu.com/co_diary/16b3afa57a25a13ad110fd49c398618c-375.html
「エアサイクルのメリットとデメリット」
https://www.chibakensetsu.com/co_diary/57aee1416375c1a1bcb284409f9ac9cf-375.html
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