こんにちは。

前回、「アルミ樹脂複合サッシ」の特徴について伝えしましたが、今回は「樹脂サッシ」についてお伝えできればと思います。

 

 

そもそも樹脂サッシの樹脂ってなんなのかというと、「塩化ビニール」です。

プラスチックの材料の一つで、配管パイプなどに使われています。

 

世界では1番使われているサッシで、欧米各国で普及率60%以上。

日本では北海道でのみ普及率90%、日本全国的に見ると7%程度です。

 

 

【樹脂サッシのメリット】

 

断熱性能

まず、樹脂サッシと言えば断熱性能です。

樹脂そのものはアルミに比べ1/1000の熱伝導率。

「アルミ樹脂複合サッシ」もアルミサッシに比べれば、圧倒的に遥かに断熱性能は高いですが、それよりもさらに高いです。

 

 

光熱費、結露

断熱性能が高いので、光熱費を節約できます。

エアコンで暖めた(冷やした)空気が外に逃げにくくなります。

断熱性能が高いので、結露が起こりにくいです。

結露が起こり始めるためには、室内外の気温差20℃の時で湿度が70%以上は必要なので、非常に結露しにくいです。※結露しないわけではありません。

 

 

防音性

樹脂サッシは気密性にも優れていて、家の内外からの音漏れを防ぎます。

 

最大の特徴として樹脂サッシは断熱性・気密性が高いので、窓の役割としてとても優れています。

 

 

 

【樹脂サッシのデメリット】

価格が高い

断熱性能はかなり高いですが、その分価格も高いです。

 

 

重い

樹脂サッシはアルミサッシに比べると強度が低いため、サッシの部分に厚みを出すことで強度を上げています。

そのため重量が増え、開け閉めの際に少し重く感じる人もいるかもしれません。

 

 

【樹脂サッシのその他特徴】

デザイン

これは人によって様々かと思いますが、枠の部分が太くなるためアルミ樹脂複合サッシに比べてガラス部分が狭くなり見た目が重たくなります。

逆に加工や着色がしやすく、窓の種類やデザインにも柔軟に対応できるので、そういうところでメリットを感じる方もいるかもしれません。

 

紫外線に弱い

アルミサッシに比べれば確かに紫外線に弱いですが、基本的に普通の環境で使用すれば2030年くらいは持ちます。

紫外線で劣化するという話もありますが、若干の変化はあっても、気になる人は気になる程度の変化で長い間も問題なく使用できます。

 

ということで価格が比較的高くはなりますが、断熱性能が高く省エネなのは樹脂サッシです。

 

 

 

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