こんにちは。
家を建てる予定の方も予定が無い方も、知識として知っておいた方が良いかと思いお伝えします。
「シロアリ(白蟻):昆虫網ゴキブリ目シロアリ下目」
知っていましたか?
シロアリって「アリ」って名前だけど、分類学上はゴキブリ(以下G)の仲間だそうです。
ちなみに一般的なアリは「ハチ目アリ上科アリ科」でハチに分類されます。
Gの中でも社会性を著しく発達させた種類がシロアリで、「王シロアリ」や「女王シロアリ」や「働きシロアリ」が存在していて、分類学上はGですが性質はアリに似ています。
ちなみにシロアリは昆虫の中で最も長寿で、王シロアリは数十年生きるとのこと…。
情報はもっとたくさんあるのですが、とんでもなく長くなってしまいそうなので今回は割愛させていただきます。
さて、家の天敵であるシロアリは何に寄ってくるのか。
ほぼ必ず濡れた木材に寄ってきます。
なんで濡れてるってわかるんでしょうね、匂いでしょうか。
※ちなみにシロアリの天敵はクロアリです。(鳥、蛙、蜘蛛なんかも天敵です。)
なので、雨漏りしている場所、お風呂周辺などの湿気が多い場所や床下や屋根裏などの通気性が悪い場所は特に要注意です。
あと、窓って結露することがあると思います。
その雫が垂れた窓枠の中にしみ込んでしまうと、壁の中の見えない部分は濡れた状態が続き、そこにシロアリが寄ってくる可能性が出てきます。
年数が経てば経つほど、木材は水分を吸収しやすくなってしまいます。
赤ちゃんの肌は水を弾きますよね。
木材も人間の肌と同じで、段々と水を吸収しやすくなってしまうのだそうです。
北国のシロアリのほとんどは「ヤマトシロアリ」という種類です。
彼らは寒さに強いらしいです。
シロアリが歩いた跡は「蟻道(ぎどう)」と呼ばれ、白のような茶色のような線ができます。
モコモコとできた蟻道は、土や排泄物や食べかすを固めて作ったトンネルです。
※写真を載せればわかりやすいのですが、若干、閲覧注意になりそうなので気になる方は調べてみてください。
シロアリは「光」と「風」や「空気」が苦手なので、トンネルを作ってその中を移動しています。
光が苦手なので、光が当たらず風も感じない木材の内側から食べていきます。
食べられた木材は、内側からボロボロになり、放っておくと建物は倒壊します。
内側から食べるので見た目ではなかなか気付けないんですよね。
シロアリが家にいるのはかなり深刻な問題です。
畳がなんとなくフワフワしていたり、床がギシギシしていたら注意した方が良いかもしれません…
ただ、シロアリは自然界には必要な生き物で、当たり前にいます。
森の中で倒木や枯れた植物などを食べて分解してくれるという、自然界の土木工事屋さんです。
土の中にトンネルを作るので、土壌の改良にもつながる重要な仕事をしています。
とはいえ、住宅にとっては超天敵。
一度入られてしまうと、住宅全体で駆除を行わないとまたすぐに発生します。
住宅の一部だけ駆除するのはイタチごっこなので、ほとんど意味がありません。
駆除するなら全部です。
ちなみにコンクリートにも穴を開けることがあります。強靭!!
シロアリを発生させないためには、木材を乾燥させ続けることが大事です。
見えない部分が発生の原因になりますので、エアサイクル住宅がオススメです。
「エアサイクル工法」であれば、床下・壁の中・屋根裏などの見えないところも常に空気が動くことで、常に見えない部分の木材を乾燥させてくれるため、まずシロアリの心配はありません。
風や空気が動くのも嫌がりますからね。
シロアリからしたら餌になる濡れた木もほとんどなく、常に空気が動いているので全部嫌なのかもしれません。
ハウスメーカーや工務店で注文住宅の際は、「エアサイクル住宅」を検討してみませんか?
千葉建設の家づくりをもっと知りたい方へ
資料請求はこちら |
お問い合わせはこちら |
施工事例はこちら |