前回の宣言通り、漆喰についてです。

消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした糊やスサを加えて、水で練った塗り壁材です。

原材料は自然のものなので、「安全なもの」くらいの認識で良いと思います。

 

漆喰壁は呼吸する壁と言われていて、壁が呼吸することで、夏場の「湿気」や冬場の「乾燥」を防ぐ調湿効果があるので四季がある日本の気候にぴったりです。

いつでも快適な空間を作ってくれます。

また、結露予防にもつながる他、消臭・抗菌効果も期待できます。

 

漆喰には、調湿効果以外にもメリットがあります。

  • 防火性

漆喰の主原料である消石灰は無機物のため燃えません。

昔からお城や屋敷の壁にも使われてきましたし、台所に使っても安心です。

  • シックハウス症候群の予防

一般的な壁紙に使用されている接着剤や家具からホルムアルデヒドという物質が出ていて、吸い込むと喉の痛みやアレルギー症状を引き起こすといわれていますが、漆喰はホルムアルデヒドを吸収し、放出しない性質を持っています。

  • 模様を変えられる。

壁紙とは違った自分だけのオシャレな内装、外装も可能です。

 

漆喰はデメリットもあります。

  • ひび割れの可能性がある。
  • 職人さんの技術によって仕上がりに差が出る。
  • 乾くのに時間がかかるため工期が長くなる。

 

また、漆喰は一般的な壁紙に比べ、値段も高く、簡単に貼替ができないので、そこは注意する必要があります。

 

ただ、ひびが入っても上からちょっと塗って補修することもできますし、DIYが好きな人は自分で好きな模様に工夫して仕上げることもできます。

私はDIYはあまりやったことありませんが、自分の実家で漆喰を検討していたので、試しに内装の1部分だけ自分で塗ってみました。(実家とは言え、ちゃんと許可はもらいました。)

壁一面となるとそれなりに大変でしたが、少し塗るくらいならそれなりにできます。

子供の手形なんか付けたりして、やり始めると割と楽しいものです。

 

また、漆喰壁は夏でもひんやりしていて気持ち良い触り心地です。

冬も最初は少し冷たいですが、もともとが石なので1度温まってしまえば冷めにくい、保温効果が高いものです。

 

次回はいえ博で使用している漆喰について紹介します。

よろしくお願いします。

 

 

 

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