住宅には、ZEHBELSなど様々な基準や評価制度があります。

HEAT20は新しい住宅の断熱に関する設計基準1つです。

 

こちらは国ではなく、専門家が集まり「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」という組織を作り、新たな基準を作りました。

組織名でもあり、新たな基準でもある。これがHEAT20です。

HEAT20の正式名称はとても長いので省略します。

 

UA値で比較すると、日本のH28年の省エネ基準はUA値0.87

アメリカやフランス、ドイツなどの基準はUA値0.4前後になっています。

諸外国と比べて日本の住宅の断熱基準はレベルが低く、先日記事にもした「カーボンニュートラル」を進める中で、日本は住宅の省エネ性能を上げる必要があります。

そのため、現在HEAT20が注目されています。

UA値:住宅から失われる熱量。

 

UA値のブログ記事

https://www.chibakensetsu.com/co_diary/af40c82b537e8b9ffd2491db3fe58ef2-104.html

 

UA値でいえば、28省エネ基準の上にZEH基準があり、さらにその上の基準が「HEAT20です。

HEAT20にはG1・G2・G3の3つのグレードがあり、3が最高グレードです。

G3に近ければ近いほど、断熱性能が高いということです。

 

UA値の地域ごとの表


表は全国の地域区分で1~2は北海道、8は沖縄です。4は奥州市近辺です。

UA値の表を付けましたが、HEAT20UA値を満たすことではなく、実際は室温や省エネに指標があります。

 

 

室温の指標地域区分4の奥州市周辺の冬

H28省エネ基準:おおむね8℃を下回らない

G1:おおむね10℃を下回らない

G2:おおむね13℃を下回らない

G3:おおむね15℃を下回らない

※絶対に下回らないというわけではありませんのでご注意ください。

 

省エネの指標地域区分4の奥州市周辺

G1H28の指標に比べて35%削減

G2H28の指標に比べて50%削減

G3H28の指標に比べて70%削減

※上記程度の削減効果がありそうという目安です。

※全館暖房を利用の場合はまた別の数値があります。

 

 

この数値を見ると、室温も省エネもかなり効果がありそうなのがわかります。

室温が27℃違うってだいぶ体感温度が変わりますからね。

エアコンなどの電気代がかかる暖房機もそんなに使わなくても済みそうです。

 

 

2030年には住宅の新築時の最低基準が、現在のH28年省エネ基準からZEH基準になります。

おそらくその後もG1G2…と変わっていくだろうと予測できます。

 

いえ博3G2基準で設計されています。

 

自分のためにも地球のためにも、光熱費を抑えられる省エネ住宅を検討してみませんか?

 

 

 

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