こんにちは。
今回も名前は知っているけど、意味はよくわからない単語シリーズです。
勝手にシリーズ化してしまいました。
「建ぺい率」とは、「敷地面積」に対する「建築面積」の割合です。
建物を建てる土地があり、そこに建物を建てて真上から見た時に、土地のどのくらいの面積を使って建物を建てているかの割合です。
具体的には、198㎡(60坪)の土地に99㎡(30坪)の建物を建てる場合、建ぺい率50%ということになります。
土地の半分(50%)を使って建物を建てているということですね。
土地が60坪あるから、できるだけ大きく60坪の家を建てたいと思う人もいるかもしれません。
しかし、実は皆さんが住んでいる地域は、用途地域という13種類の地域にそれぞれ分けられていて、「この地域の土地には建ぺい率〇〇%までの家しか建てられませんよ」と決まっているのです。
※13種類の地域はここではややこしくなるので割愛します。
家の大きさを自由に決められるわけではないのですねー
緩和される場合もありますが、基本的には30%~80%まであり地域によって違います。
そもそも建ぺい率は何のためにあるのでしょうか。
火災などの災害や普段の風通しについて考えた時に、土地いっぱいにギリギリ建物を建ててしまうと、万が一火事になったときに周辺の他の建物に延焼してしまうリスクや、風通しが悪くなってしまうリスクがあるので、ある程度ゆとりをもたせるために建ぺい率は定められています。
そのため、リスクが少ない地域や(準)耐火建築物と呼ばれる建物は条件を満たせば建ぺい率が緩和されることがあります。
駅前のマンションやホテルや商業施設が、土地いっぱいに隣の建物とほとんど隙間なくビッチリと建っているのは、それぞれの建物が条件をクリアしているためです。
鉄筋コンクリート造の建物が多く、延焼のリスクが少ないということですね。
土地を購入する際は、必ずどんな地域なのか仲介業者が伝えることになっているので、購入後に「40坪の建物を建てたかったのに30坪しか建てられない」みたいなことにはならないとは思いますが、しっかり自分でも把握したうえでお話を進めていただければと思います。
と、ざっくりした説明です。
厳密なことを書いてしまうとかなり難しくなってしまうので、なんとなく分かってもらえたらと思います。
千葉建設の家づくりをもっと知りたい方へ
資料請求はこちら |
お問い合わせはこちら |
施工事例はこちら |